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素直な心の経営・企業の社会的責任。
昨年の紅白歌合戦で白組大取を務めた福岡出身の人気歌手、
氷川きよしの歌に「一剣」がある。
「心正しからざれば、剣また正しからず」と氷川きよしは吟ずる。
幕末の名高い剣客に 島田寅之助がいる。
彼は江戸の男谷精一郎道場に剣を学び、三年間で免許皆伝を許され27歳の時、師の勧めで直心影流の道場を開いた。
禅の師である聖福寺の「仙崖和尚」に剣禅一如の教えを学び、勝海舟に剣と禅を教えたことは有名である。
幕末、島田寅之助は、新撰組に、勤皇の志士と間違われて襲われた。
寅之助は、たちどころに十数名を斬り伏せ、
土方歳三に大音声で言い放つ。
「剣は心なり、心正しからざれば剣また正しからず」と。
土方歳三は刀を治めて早々に立ち去った。島田寅之助の生地、中津には、今も「剣心一致」の石柱が顕在している。
100年に一度の大不況。
会社存続の為に、リストラは、やむおえないことかもしれない。
だが、社員や家族の人生に大きな不安や恐れを抱かせている。
企業の社会的責任とは一体何か。
故松下幸之助に素直な心の経営とは、「私心に捕らわれずに、物事をあるがままに観ようとする観音さまの心である」と学んだ。
とらわれない心とは、観念的にならず、現実を直視し、柔軟発想をすることである。経営の根幹は人。人材第一である。
社員がやる気を起こすように訓練する。
人を活かすマネジメントは実践されているだろうか。
経営理念の実践・正義に立脚した経営
長年、博多の聖福寺に松下電器社員の参禅研修で、お世話になった。時の和尚、山岸善来老師に仙崖さんの居室と、書や資料を見せてもらったことがある。
観音菩薩の信仰を深める仙崖和尚は、宝満山に300回も登り、
観音信仰を深めたと聴く。
気さくな、その教えの中に、感銘を受けた言葉がある。
「己の為にする喜怒哀楽の情は悪なり、他人の為にする喜怒哀楽の情は善なり」。仙崖和尚の感情のコントロールは共感を呼ぶ。
自己を忘れ、自己を習い、他人のために尽くす「自利利他」の教え。
社会の為、人の為に尽くすことが、人の道の基本である。
経営の道、経営理念の実践は、事業目的の達成を通じて、雇用創出、顧客満足、従業員満足、社会貢献することである。
実践第一。
知っていることと、出来ると言うことは違う。
正義に立脚した経営であるか、もう一度、経営者・管理者は、素直な心でマネジメントを見つめなおしたい。
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